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チェックメート「サーモン」

鮭

犬の食事に『鮭』とは我々も開店当時考えもみなかったことなのです。
むしろ、犬には生肉!という考えの下に商品の開発、発売を行って参りました。しかし、ここ近年犬の多様化(より小型化の配合)になり、誕生した時点でさまざまな障害や弱い体質をもっているようです。
そのことで肉が食べられないワンちゃんが増えてきていることを知りました。とはいえ、小麦粉や米、とうもろこしのような穀類を大量に配合したドライフードを販売することは微塵も思ったことはありません。
そうしたフードを販売する時点で我々の長年培ってきた信用は失墜し、仕事としての存在感もなくなってしまいます。原料100%に拘りを持って商品開発を行っていますので犬に必要のない穀類を利益率が上がると分かっていても加えることはしません。常に心しておかなければならないことは、私共はどんな状況におかれても『本物』のペットフード会社でなければならない、ということです。お客様は製造過程を見るわけではありませんので誤魔化そうと思えばどんな商品だっていくらでも誤魔化せます。そしてこれまでもさまざまな偽装問題が取り上げられてきました。
またそういう事件が発覚しますとどの会社もその疑いの目を向けられてしまうことになります。しかし、ノニインターナショナルが手掛ける全商品、ペットフードなら心配はいらない、あの会社の商品なら安心だ、という評価をもらうためには人が見ていようと見ていまいと、当たり前のことを当たり前に正しく真面目に取組み続けるしかないのです。正直いいますとチェックメートは歩留まりの関係で非常に利益率が悪く、ほとんどの商品は原価を上回っています。それに加えてチェックメートの原料となる馬肉が1kg当たり50円値上がりをしてしまいました。チエックメートは生肉が1/5に乾燥して縮んだ状態ですから、1kgのチェックメートを作り上げるのに馬肉が2.5kg必要となりますので125円更にマイナスになっています。この件に関しましては2014年以降に価格か内容量の見直しを図らなければならなくなりそうです・・・。(汗)そういうことであれば何故、先にもっと原価計算や準備をして価格の設定をしなかったのか!とお叱りを受けそうですが、私は売る、というより先に“日本一のドライフードを作りたかった” という感覚が先走ってしまい、「どうせこんな高級過ぎるフードなんて誰も買ってくれないのだから。」とその場で簡単に価格の設定をしてしまったのです・・・。

サーモン

タンパク質の栄養価は、必須アミノ酸の必要量と比べて判定します。これをアミノ酸スコアといいますが、9種の必須アミノ酸を基準値以上含んでいる場合、100点になります。その中で鮭のタンパク質のアミノ酸スコアは100点満点です。又、消化吸収率も99%であることから、極めて良質のタンパク質であることが分かります。更に脂質を構成する脂肪酸のうちEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は鮭には多く含まれています。これらの脂肪酸には血液の流れをよくする働きがあり、更に血管の若返りにも役立ちます。
そして鮭といえばあの赤身です。本来、白身魚の鮭が何故赤いのか分かりますか?それは捕食する餌にヒントが隠されているのです。と、その前に鮭は川で孵化して稚魚になります。その稚魚がやがて成長して産卵をするために川を上らなければなりませんが、鮭にとって数々の障害を乗り越えなければなりません。
そしてその際に莫大なエネルギーを必要とする訳です。そのエネルギーを捕食するエビやオキアミなどの甲殻類がもつ赤色の色素を活用しているのです。それがアスタキサンチンという成分です。アスタキサンチンはβ-カロテンやリコピンなどと同じくカロテノイドの一種です。エビやカニに含まれている赤い色素成分で疲労物質を取り除いたり、活性酸素を消去する「抗酸化作用」をもつ成分として最近注目されていますが、中でも他を抜きん出た強力なパワーをもつアスタキサンチンは今最も注目の成分です。ですから鮭は過酷な遡上で大量の酸素を必要とします。発生に発生する活性酸素をこのアスタキサンチンで除去したり、疲労を取り除いているのです。因みに産卵の準備が始まると、メスは卵へアスタキサンチンを移行させます。紫外線から卵を守るためだそうです。これを使ったフードを食べるとワンちゃんはどうなるのでしょう。老化を防ぎ、病気の元となる活性酸素を取り除き、身体の血管を若々しく保つことが期待出来るかもしれませんね。

愛犬の食餌には安全且つ高蛋白質、低カロリーをお勧め致します。
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