白菜の栄養
白菜はアブラナ科アブラナ属の二年生植物で原種であるブラッシカ・ラパが交雑し、今日見られる白菜に改良されたといわれています。
白菜は交雑性が強いために他種の花粉でも受粉し、交雑種を作りやすい特徴があるので当初は継続した採種が困難でした。
しかし、今では大根・キャベツに次いで3番目に多い生産量を誇るようになりました。甘味がありクセのない淡泊な味は他の材料と調和がよく、いろいろな調理に使えます。白菜にはビタミンC以外に鉄・マグネシウム(カルシウムの吸収に必要な成分)が含まれています。
その中でも含まれているカリウムは塩分を体外に排出する働きがあります。もう一点注目すべきはそのエネルギー量で甘みの少ない分100gあたり14kcalと極めて低カロリーです。また微量に含まれているイソチオシアネートは、消化をよくする作用や、血栓ができるのを防いだり、ガンを予防する作用などが知られています。
白菜栄養素(食材100g当たり) |
ビタミンC | 22mg |
食物繊維 | 1.1mg |
カリウム | 230mg |
カルシウム | 35mg |
キャベツの栄養
キャベツはアブラナ科アブラナ属の多年草ですが、野菜としては一年生植物として扱われ、ブロッコリーやカリフラワーもキャベツの仲間に含まれます。キャベツの歴史は古く、古代ギリシャ・古代ローマ時代は野菜より薬草として用いられ、当時から胃腸の調子を整える健康食として食されてきました。キャベツはビタミンUを含んでいることが大きな特徴です。ビタミンUはキャベツから発見されたので別名「キャベジン」と呼ばれ、胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にする働きがあります。
更に淡色野菜のなかでもビタミンCが豊富なのも特徴の1つでする。
キャベツの葉を2〜3枚、生で食べることで1日に必要な量のビタミンCの50%以上を摂取することが出来ます。ビタミンCは抗菌作用やワンちゃんの疲労回復に効果的です。外葉の緑色の葉は血液を凝固させ、骨を強くするビタミンKも含んでいます。ベジタブル★ミートに比率として少し多めにキャベツを配合しています。
キャベツ栄養素(食材100g当たり) |
ビタミンC | 41mg |
ビタミンK | 78μg |
カロテン | 50μg |
カリウム | 43mg |
大根の栄養
大根はアブラナ科ダイコン属の越年草で現在、野菜として作付面積・生産量ともに今でもトップの座を保っているくらい広く栽培されています。古代エジプトで栽培されていたという大根は、後に中国を経て渡来しました。大根にはアミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼなどの消化酵素が豊富に含まれ、根の方にはジアスターゼなどの酵素が含まれています。
正に大根は「酵素」の塊のような野菜なのです。
大根のビタミンCは中心部より表面の皮のほうが約2倍も多く含んでいます。ですからベジタブル★ミートは皮ごと粉砕しています。
この他に見逃せないのが大根の葉です。葉のビタミンCは根の部分より多く含まれていてビタミンA(カロチン)も多く含まれています。当然ベジタブル★ミートにも葉を配合しています。大根は根も皮も葉も全て使え、他にもビタミンP、鉄分なども含まれ、優秀な緑黄色野菜といえます。
大根栄養素(食材100g当たり) |
ビタミンC | 53mg |
ビタミンE | 3.8mg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
βカロテン | 3900μg |
カルシウム | 260mg |
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