犬に癒されたい?
犬を飼う理由に犬に癒される、ということがあるようですが皆さんは如何でしょうか?何故、犬を飼っているのですか?と漠然とした質問をされたら何と答えますか?きっと返ってくる意見は千差万別でいろいろあるでしょう。その中でこういう意見を持つ人がいらっしゃいます。「犬が癒してくれるから。」これは大変重要な意味合いが隠されています。
飼い主様がそう思って飼っていても犬は幸せなのでしょうか?飼い主さんが癒してもらいたければ犬を大切にしてあげなければなりません。
大切なことっていろいろありますが、私どもは第一に食餌だと思っています。毎日のシャンプーよりしっかりとした食事をあげたいものです。そこで犬は本来何を食べてきたのでしょうか。犬の歯を見てみると裂肉歯で臼歯がないことから、穀物は食べていなかったのではないかと思われます。
唾液中の成分にアミラーゼを含まないので、澱粉質は食べていなかったのです。野生の犬や狼、キツネ等の肉食動物の中で犬だけが人と生活するようになってから(約1万年前)穀物を食べるようになってきました。
しかし、実際は穀物を食べるようになった今でも、歯の構造は裂肉歯、それに小さな胃、短い腸等は変化していません。腸は体の6倍しかありません。(因みに草食や雑食の牛は20倍、豚は14倍です。)明らかに肉食動物系の食生活であったことが分かります。
お腹が空いただろうと食事にドッグフード!?
ドッグフードには異論があります。確かに栄養バランスを考えて作っているのかもしれません。しかし、ドッグフードには多くの化学物質が使用されています。知っていましたか?便を硬くする薬剤が含まれていることを!!
ですからドライフードを与えられている犬たちはほとんど同じような便をしていますよね?因みにドライドッグフードの栄養素の割合を見てみましょう。例として成犬用ドライドッグフードでは、蛋白質23.0%、脂肪14.2%、蛋白質+脂肪37.9%、炭水化物48.9%、繊維質1・6%です。これで分かりますか?脂肪分が多いですよね?
それに嗜好物質が多く含まれているので犬にとっては大好物に感じるのです。当然食いつきが良くなって当たり前なのです。その代わりに、脂肪の摂り過ぎと油が酸化しなくなるように酸化防止剤やさまざまな添加物も与えていることになります。もう一点は、炭水化物が非常に多いということです。
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