何故小イワシ？塩は大丈夫？

ここで皆さんも何故？どうして？という疑問を生じたと思います。そこでその疑問に答えながら新しい見方・考え方を解説します。
まず一番最初に何故イワシなの？と思われたことでしょう。私共はこれまで商品に関してはオオカミが食べていた獲物を食材としてきました。しかし、イワシとなると完全に魚ですからオオカミが捕食している訳がありません。実は今回、馬肉インがプロデュースした「キャットフードプロ」をスタートさせるのですが、その中で小イワシは猫用の商品なのです。それをワンちゃんに試しで与えたところ余りにも喜んで食べたので条件さえ満たせばワンちゃんにも与えてみようということになったのです。
問題は海魚というだけあって塩分です。まずはこれを払拭しなければ誤解されてしまいます。皆さんは魚＝塩というイメージがありますか？実は生きた魚の血液の塩分濃度は実は人間とほとんど同じで食塩水にすると0.9％なのです。点滴の時に使う中身は薬ではなく、あれは生理食塩水といいまして塩です。
これが0.9％で海の魚も川の魚も動物もほとんど同じです。ですから魚がしょっぱいということではありません。では何故魚が塩辛いのかといいますと加工の段階で保存させたり、美味しさを引き立たせるために添加しているからです。塩味の刺し身はないでしょう？それと同じことです。ですから海魚の塩分が心配と思っている方はご安心下さい。当店の小イワシおやつにもそれ以外の商品にも塩を含む添加物は一切使用していません。

イワシは弱し？水揚げ後の釜焚き

イワシは一に鮮度、二に鮮度といわれるくらい水揚げ直後に死んでしまいます。ですからイワシを捕った後はすぐに締めて血抜きをするか、腹部に指を入れ、腹を割き、内臓を取って腹の中を洗うか、一層のこと冷凍で保管をしなければすぐに生臭くなり商品として使い物になりません。そこで当店は捕れたてのイワシを浜でボイルをしてそれから機械乾燥〜天日で3日間自然乾燥させました。イワシは栄養の宝庫でDHA、EPAが多く含まれていることが知られており、イワシの不飽和脂肪酸は皮膚の治療に有効であることが大阪市立医学部グループの研究で発表されており、愛犬の皮膚のトラブルにも役に立つと考えています。
更にイワシペプチドといいましてバリルチロシンには血圧を下げる働きがあるといわれています。カルシウム補給にも大変優れていましてイワシは牛乳に近い吸収率を誇っています。（牛乳39.8％ イワシ32.9％）イワシ一匹（50ｇ）のカルシウム量は牛乳700ｍｌに匹敵します。（日本女子栄養大学家政学部栄養学科研究所）

無添加小イワシ ドライおやつの利用方法

何故、私共がイワシのおやつを開発したかといいますと理由はもう一つありまして、使い道といいますか用途が広いのです。普通のおやつは食間や、ご褒美、お散歩の途中など直接ごはん時には与えません。
しかし、このイワシドライは工夫次第では食事と組合せても使えるのです。まずはトップバッターとしてスープです。ダシ汁になるのかな？
要するにこのイワシドライを煮込むのです。水1Lに対して袋に入っているイワシを40g使います。すぐに火をつけないで半日付け置きをした後に中火に掛けます。沸騰したらアクを取りながら弱火で20分煮出します。冷ましてからペーパーで濾して完成です。そのスープは希釈して水代わりに沸騰させてお肉に掛けてお使い下さい。冷蔵庫で4日ほど、冷凍庫で2週間ほど保存出来ます。
次に出し殻の活用方法です。イワシは煮込んだ後も沢山栄養が残っています。それを一度乾燥してからおやつとしてお使い下さい。次に煮込まないで袋から取り出してフードプロセッサーか電動ミルを使ってその都度粉末にしてお肉に振りかけてお使い下さい。因みに電動ミルですが、KYG 電動コーヒーミル 電動ミル コーヒーミル2年間保証がアマゾンで2,069円で売られています。これで十分粉状に挽けます。勿論、直接主食代わりに与えてもいい思います。魚の匂いが苦手という方はフライパンで3〜4分乾煎りすると臭みが飛ぶそうです。