クジラふりかけバレニン

私共が考えている愛犬に対する食餌についてはこれまでも口が酸っぱくなって泡が出るほど繰り返し、お伝えしてきました。
それは結論をいいますと『オオカミが家畜化され犬になった』という考え方です。実際これにつきましては最近のDNA研究で明らかにされています。オオカミは人間と共に移動してその大陸に住みついていた別のオオカミと交配を続け、徐々に広がり長い時間を掛けて家畜化され、そしてペットとして飼われるようになってきたのだと思います。
ですから犬の食事は肉や内臓など生食が理想なのです。が！
ここで異常事態が発生してきたのです。それは人が犬の売買をするようになり、心ないブリーダーがお金儲けのために犬を乱交配させ、変わった犬や珍しい毛色、超小型の犬を作り始めたのです。そのため近親配合に陥り、血が濃過ぎることで遺伝疾患や心疾患、ヘルニア、てんかん、アレルギー、虚弱体質といった生まれ持って病弱のワンちゃんが凄く増えてきたのです。
いえ、超小型犬に到っては特に多いと思います。そういうワンちゃんは障害や病弱だけではなく、わがままだったり、気が強かったり、するので食事も偏食をしたり、残したり、ドライフードを食べなくなったりします。
それは馬肉や鹿肉に対してもそのような傾向があるようです。飼主さんは機嫌を損ねないようにあの手、この手で食べないといえばフードを変えたり、無駄な高いおやつを買い与えたりするものですから益々、わがまま贅沢になり自分の好きな物だけを食べるようになり、状態は更に悪化を辿ります。
そうなってから私共に相談に来る問い合わせが後を絶ちません。でも一度こういう癖がついてしまうとしつけも何もあったもんじゃありません。中には完全に飼い主を同等かそれ以下と思っているワンちゃんもいるようですね。（笑）私はこうなったのもそもそもはそういう繁殖をしたブリーダーに原因があると思っています。

でもそこで原因が分かったとしても元に戻ることは出来ません。そこで私はそういった偏食気味やフードを食べてくれないワンちゃんに何か工夫が必要と考えました。そのとき偶然に思い出したのが鯨肉に多く含まれている「バレニン」です。最新の研究で鯨肉には抗疲労機能をもつアミノ酸「バレニン」が大量に含まれていることが判明しています。このバレニンはアンセリンやカルノシンと同じイミダゾールジペプチドの一種で、特にミンク鯨の赤肉には1,874mg（100g中）も含有しています。
筋肉耐久力アップ、疲労防止・回復・抗酸化・活性酸素の除去機能などの働きがあり、バレニンは鯨のパワーの源ともいわれています。鯨はほとんどエサをとらずに絶食状態で子育てをし、その後、そのまま数千キロも離れた場所に眠ることなく泳ぎ続けて捕食します。しかも死ぬまで子供を産み、生殖能力に老化がありません。この驚異的なパワーともう一点は犬が食欲をそそる肉の香りです。その香りの秘密はタンパク質と鉄分です。鯨肉はタンパク質含有量がミンク肉で24.8％（100g中）、尾肉では23.9％と獣鳥肉の中では特に多く、大変質の良いタンパク質を含んでいます。又、鯨肉は鉄分が豊富でミンク鯨肉には8.5mg（100g中）と何と！馬肉の2倍、鹿肉の2.7倍も含まれています。しかも鉄の形態が最も吸収されやすいミオグロビン鉄と呼ばれる有機体の形となっています。
従いましてこれまでの馬肉や鹿肉などの肉よりも吸収しやすいのが特徴です。免疫力を向上させる"ビタミンA"も豊富ですので少量でも充分な健康効果が期待できます。そこで私共はこの鯨肉を入手するために捕鯨調査をしている会社を訪ね、交渉し、食用でカットされた切り落としの部分を分けてもらい、フリーズ加工することに成功しました。勿論、弊社の方針で全商品（200品目）には保存料や防腐剤などは使用していませんので当然このクジラふりかけも鯨肉100％の無添加です。こうして鯨肉は素晴らしい栄養価や機能性をもった食材ですから偏食や食欲にないワンちゃん以外でも栄養バランスや不足の心配されている飼い主さんも是非、ご利用下さい。ご利用方法としましては、生肉やドライフードに少し振り掛けたり、混ぜてお使い下さい。