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オーストラリア産 カンガルーミート
馬肉インでは、エゾ鹿肉に続きオーストラリア産カンガルー肉を発売することにしました。何故、馬肉以外の肉を販売するのかといいますと、私どもは犬の祖先がオオカミと解明されたとはいえ、同じ獲物だけを食べつくしていたとは思っていません。これはオオカミでなくてもどの動物、我々人間だって同じ物を続けて食べることはしません。
それはまず第一に栄養のバランスを崩し、やがてそれは体力の衰弱が考えられます。それ以外にも精神的なバランス
を保てなくなり、むしろ過食症になるかもしれません。そこにきてオオカミは馬や他の動物を食べることでバランスよく栄養を補っていたのではないでしょうか?
但し、動物なら何でも襲って食べていたのではありません。オオカミたちは大変賢く、自分達の子孫を残すために感染や病気を防ぐため「低温動物」はほとんど食べなかったのです。病気になりにくい体温の高い動物を食としていたのです。その中でも馬や鹿、オーストラリアになりますとカンガルーなどを対象としていました。
体温が高い哺乳類動物は、約37℃前後の体温なので寄生虫が住みつく心配もありません。
ですから犬に対する食餌とは豚や鳥では駄目なのです。但し、そうした豚や鳥でも合成添加物や抗生物質、成長ホルモン剤などを使用しない飼育をしてれば別問題なのかもしれません。しかし、一般的には感染症やウィルスを防ぐため、あるいは狭い場所で飼育するためストレスを与えるようなことのないように抗生物質や薬品が使用されています。それらは雛の時点で投与されたり、餌に配合されて謂わば薬漬けの肉となります。
そうした肉を食餌の食材とするとそれを食べた犬は一体どうなるのでしょうか?というよりこういったことに対して回答出来る飼い主さんは最初から与えていないと思います。本来、自然界は食物連鎖で成り立っています。
小動物はより小さな生物を食べ、その小動物は大きな動物に食べられ、その動物を我々人間は生きていく過程として食べています。
但し、これらは自然に近い環境によるものです。しかし、そこに化学的な要素が取り組まれるとそれは果たして連鎖は成り立つのでしょうか?例えば家庭や工場からの汚染水で川や海が汚れ、そこで生息している小魚を大きな魚が食べていくとその魚の中では毒性が強くなります。
それをマグロのような大型魚からより強い毒性発生しています。
即ち、間違った連鎖をすることで毒性が生物濃縮をしてしまうのです。ペット用の馬や鹿、カンガルーも同じことがいえると思います。カンガルーが抗生物質や抗菌剤、防腐剤が配合されている人工の餌を人間の手によって飼育され与えられている場合やカンガルーそのものが農薬などに汚染されている食物を食べていたとするとそれを犬の食餌としたらカンガルーが食べた毒性より犬が食べた毒性がより強まるのです。ですから犬に限らずペットを飼う時に一番重要なことはその餌がどのような原料でどのようにして加工されたのか、ということです。消費者がその商品に対して安全性が確認できるか、製造メーカーとしての今後の在り方が問われるようになるのではないでしょうか?今回、カンガルー肉をペット用として採用したもう一点の理由としましては、タンパク質が豊富なことは勿論のこと、脂肪分が約2%と魚より少ないのでダイエットを目指しているワンちゃんやシニア犬には利用価値が高いという点です。その他にリノール酸(CLA)が他の肉に比べて多いので愛犬の健康に役立つと考えています。
国産馬肉の栄養素 |
エゾ鹿肉の栄養素 |
カンガルー肉の栄養素 |
エネルギー |
110Kcal |
エネルギー |
110Kcal |
エネルギー |
88Kcal |
タンパク質 |
20.1g |
タンパク質 |
22.3g |
タンパク質 |
23g |
カルシウム |
11mg |
カルシウム |
4mg |
カルシウム |
3.1mg |
鉄 |
4.3mg |
鉄 |
3.1mg |
鉄 |
3.4mg |
ビタミンB2 |
0.24mg |
ビタミンB2 |
0.35mg |
ビタミンB6 |
0.25mg |
飽和脂肪酸 |
0.8mg |
飽和脂肪酸 |
0.44mg |
飽和脂肪酸 |
0.17mg |
脂質 |
2.5g |
脂質 |
1.5g |
脂質 |
0.9g |
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