鹿角 Round Bar
大型犬でも特に大きい犬や噛む力が強い犬(例えばアメリカン・ピットブル・テリアやハスキー、ウルフハウンド)は鹿の骨などはいとも簡単にバリバリと噛み砕いてしまいます。おやつにもおもちゃにすらならないのです。そうした飼い主さんから鹿の角でもカットしていない丸い状態の角がないものでしょうか、と度々お問合せをいただいていました。
そこで今回新鮮な鹿角をご用意致しました。角といいますとストレス解消やデンタル効果などの目的で与えると思いますがこれに似た商品に“ガム”があります。このガムが問題なのです。ペットショップに行きますと小型犬用の小さいガムから大型犬用のゴムの塊のようなものまでさまざまな商品が陳列しています。ところが犬用ガムは犬の胃液では溶解消化はしません。飲み込んだままの形状で喉や腸にとどまってしまいます。取り出さないと愛犬が死ぬこともあります。次に添加物です。
商品やウェブサイトには「食塩・砂糖不使用。香料・着色料・保存料 無添加。」や「消化率のよいヘルシーなおやつです。」、「全て国産なので安心」というあたかも安全を売り物にしたかのように記述しています。
しかし、裏面の原材料の表示には米粉・増粘剤・卵黄・オリゴ糖・シクロデキストリン(精製糖)・トレハロース(保湿剤)キシリトールなどが掛かれています。これのどこが無添加なのでしょう?本当に安全といい切れるのでしょうか?特にキシリトールは犬の場合、インスリンを放出させる力がとても強いため、放出されたインスリンは血糖を低下させ、血糖の低下によりますが、意識の低下、脱力、昏睡、痙攣、更に肝障害をおこす可能性があります。犬のキシリトールの毒性はこの低血糖によっておこるのです。ですからデンタルケアやストレス予防などの目的でガムをご使用されているのであれば一度原材料名をご確認下さい。
エゾ鹿皮デンタルガム「グリーム」
ガムやデンタルケアといえば骨だけではありません。勿論、市販のガムは論外ですが・・・。鹿の皮で作った「グリーム」はエゾ鹿の皮の表面にある毛を削ぎ、内側にある脂分を完全に取り除き、水洗いを行い、乾燥させ加熱による殺菌をして製品化しています。噛んだ後はほとんどのワンちゃんは飲み込んでしまいますがこれらは消化することなく排便で出てきますのでご安心下さい。骨ではちょっと無理かな?と思われる小型犬や普段ドライフードを与えているワンちゃんにストレス解消や歯磨き代わりにお使い下さい。元々、犬は噛むことが習性になっています。噛むという行為は、犬の体の健康や機能に深い関わりを持ちます。歯の構造や唾液の働きなど、歯とお口の役割を理解しなければなりません。しかし、しつけの関係で噛むことをさせない飼い主さんがいらっしゃいますがそれは間違いです。犬に大きなストレスを与えることになります。
その場合でもグリームをご利用されては如何でしょうか?そういう意味では鹿は無駄なところがありませんね。
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