鹿肉不足の対策とは！

愛犬に与える食餌ですが、肉なら何でもいいのか、ということではありません。これまで何度も繰り返し述べてきましたが、犬の祖先であるオオカミは鹿や馬、野兎、野鳥、イノシシ等を襲って食べていました。
かといって野生のウサギやイノシシを捕獲してそれを安定して製品化することは不可能だということは分かっています。ではどのような食材がいいのかいろいろと考えました。そこで私はその先を世界に目を向けたのです。といいますのもオオカミは世界中に分布していたからです。
ツンドラオオカミ、シベリアオオカミ、北極オオカミやロシアオオカミ、エゾオオカミ、日本オオカミ、アラビアオオカミなど、更にメキシコやイタリア、エジプト、インドにもオオカミがいたのです。その中でオーストラリアのオオカミに注目しました。かつてオーストラリアに生息していたフクロオオカミも羊やカンガルーなどを襲って食べていました。
カンガルーは現在でもオーストラリアを象徴する国獣です。ですから捕獲するだけでも罰則規定が適用されますが、フクロオオカミなどの天敵が1936年に絶滅したころから徐々に増え、いまやオーストラリアにいる牛の数より多いといわれています。そして農作物に留まらず森林や生態系にまで大きな被害を与えるようになりました。その結果、オーストラリア政府は増加傾向にある大型のアカカンガルーやオオカンガルーのみ駆除を行っています。驚くなかれ、何年も前からスーパーでも食用としてカンガルー肉が販売されていますからオーストラリアでは駆除対象になったカンガルーを食べているのです。それだけではありません。

ペット用としてもいろいろな種類のカンガルー肉が販売されています。
右の画像を見て下さい。これは実際オーストラリアで販売されている商品を撮影してきました。皆さんのイメージではあの可愛らしいカンガルーを捕獲して人が食べるなんて、あるいは犬に与える何て可哀想、と感じたのではないでしょうか？ところがそれ以上に異常繁殖し、日本でいう鹿による森林被害と同じことがオーストラリアでも起こっているのです。エゾ鹿製品の入荷が遅れていることで対策を考えた際に最初にカンガルーを選んだ理由として駆除の対象であった、ということが挙げられます。次にカンガルーの栄養成分にも注目しました。カンガルーの体脂肪率は2％ととても低く、馬の約1/3です。犬の体脂肪率は20％が理想ですからダイエットを目指すワンちゃんにはお勧めの食材です。
その他にリノール酸が他の肉に比べて多いので健康に役立つと考えられます。リノール酸に限らず脂肪ですから過剰摂取は良くないですが、欠乏しますとワンちゃんの皮膚に悪影響を及ぼします。

カンガルーベガ＋Sea Vegetables粗ミンチ 100g×10袋

ベガ＋Sea Vegetablesはガンガルー肉に国内産鹿尾菜（ヒジキ）とモリンガ原末を配合した新製品です。しかも使いやすく100g入りを10袋で販売します。何故、肉に鹿尾菜なのか、といいますと第一にカルシウムの含有量です。100g中1,400mgと濃厚牛乳の何と12倍含まれ、鉄分に到っては鶏レバーの6倍もあり、肉などのタンパク質と摂取することで更に吸収率が高まるのです。鉄分だけでなく食物繊維、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸などもバランスよく含まれています。これからは良質の血液を作るのに欠かせない栄養素です。また中性脂肪を減らすタンニンも含まれているので脂肪をつきにくくする作用もあります。
もう一つ飼い主様にとって嬉しいことに鹿尾菜はお腹の中で膨らむ性質があるため、ワンちゃんの満腹感や満足感が得られやすくなりますから食費に掛かる負担が少なくなります。それにスーパーサプリメントとして現在、地球上で発見されている可植物中、��1といわれているモリンガ原末を配合しています。
間もなく発売をしますのでもう少しお待ち下さい。

※ヒ素に対しましてはまず国産の鹿尾菜は元々悪影響を及ぼすほど無機ヒ素量は少ないですが、当店は水で戻した後に更に下茹でした鹿尾菜を使用していますのでワンちゃんに影響をもたらすことはありませんのでご安心下さい。