店長に聞いてみよう!
オオカミを祖先にもつ犬(以下、犬種)は人間によって飼いならされペットになるまでの間、草食動物を主として狩りを行い、暮らしていました。獲物を捕らえ、一番最初に喰らいつく部分はお腹です。お腹を引き裂き内臓や血液からミネラルや塩分、更に脂肪やビタミンなどの栄養上、必要成分を満たすために内臓から食べます。
では何故、草食動物の消化物なのか、といいますと肉は元々消化しやすいので腸の短い犬でも吸収出来るのですが、植物は消化しにくいため草食動物を利用しているのです。それらの動物でも飲み込んでは戻して、を繰り返す反芻や胃に細菌を住まわすことで消化物にしているのです。犬種はそこが一番栄養があり、且つ手っ取り早いと分かっているのでしょうね。それから肉を食べますが、ある程度食べたら残して立ち去ります。上記の画像を見て下さい。鹿を仕留めて食にありつけた後ですが、やはり内臓を平らげている状況がお分かりいただけると思います。まぁ、お肉も綺麗さっぱり食べてしまっていますが・・・。ですから犬の食餌に対してお肉だけではなく内臓食も必要となります。
では何故内臓がいいのかといいますと、各臓器には肉にはないさまざまなミネラル、血液には酵素や塩分など栄養成分が沢山含まれているのです。彼らにとって必要な栄養はそれだけではありません。
それが骨です。犬はカルシウムを多く必要とする動物です。犬の場合、人間の14倍も必要になってきます。勿論、カルシウムに限らず与え過ぎは良くありませんが、肉だけを食べさせていますと栄養バランスの中で最も大切なカルシウムとリンのバランスが崩れて健康を損なってしまいます。こうして犬の適切な食餌としては肉が6、内臓が3、骨(カルシウム)が1という配合が一番バランス的に取れているといえます。
当店にも内臓食(オーガンズ)として何種類か扱っていますが、私が一番オススメしたいのがエゾ鹿の「鹿肉オーガンズMIX 500g×2」です。
鹿肉や馬肉、カンガルー肉にこのオーガンズを全体の三割程度混ぜ与えて下さい。骨に関しましては大型犬用と小型犬用の鹿骨やスペアリプも1週間に1〜2本程度与えるのもいいと思います。その他に丹波産鹿のバックボーン(背骨)もご用意致しました。ただ、固い骨がどうも心配で、、、という飼主さんにはサトウ大根を天然発酵させて作った無添加、無着色の乳酸カルシウムは如何でしょうか?
牛・魚骨粉等の約3,800倍、貝・卵殻等の約 6,800倍の水溶性に優れています。
でもその都度割合を計算したり、考えるのが面倒、と思う方には各種のグランプリシリーズが便利です。こちらは最初から肉、内臓、骨がミックスされています。馬肉、鹿肉、地鶏の三種類をご用意しています。
ではお肉以外に内臓やカルシウムの話が出たついでにおやつについてお話ししましょう。私の個人的な意見としてそれほどおやつは必要ないと考えています。まぁ、沢山おやつを販売しておきながらこういういい方もおかしいと思いますが、必要以上に、ということです。
しっかりと正しい食事を与えていればおやつでお腹を満たす必要はありません。犬は本能的に食べれるだけ食べる、という野生の名残があるのです。ですから与えれば喜んでおやつを食べますが、おやつよりも主食に中心に考えるべきでしょう。ただ、デンタルケアやストレス解消、ご褒美などには有効活用した方がいいと思います。そういう意味では上記のバランスが取れている生食でワンちゃんが元気であれば敢えてサプリメントも過剰に与え過ぎない方がいいと思います。サプリメントや健康食品はあくまで栄養を補助する役目でしか成り立ちません。薬のように恰も病気が治ったり、症状が緩和するような表示をして購買を煽り立てている商品は信用してはいけません。
そういう薬事法に抵触あるいは違反をしているサイトはそういうことを書かないと売れないのです。治るとか体験談を書かないと悲しいかな経営が成り立たないのでしょう。またこういうサイトから購入するお客さんがなくならない限り、イタチごっこはなくならないでしょうね。(笑)まして添加物が含まれている商品は言語道断です。
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