カルシウムの決定版!ボーンパウダー
当店が推奨するスープには大きく分けて骨を煮込んだブロススープとミートスープに分かれます。骨のスープは肉と違い長時間、高温で煮込まなければ成分が溶け出すことはありません。しかし、溶け出しきることはないのです。むしろ1回目より2回目が、3回目の方がより濃度が濃くなるのです。右の画像をよく見て下さい。骨の真ん中が穴の開いたように空洞になっています。実はブロススープの最大の秘密はここに隠されているのです。最初から空洞ではなく骨の真ん中には白く、柔らかい組織が満たしています。それがワンちゃんが大好きな『骨髄』なのです。では何故、骨髄がなくなって空洞になったのでしょう。それは71時間煮込むことで溶け出されてしまった訳です。簡単にいえばスープ内に溶け込んでいるのです。
こうして残った骨を捨てるのは勿体ないのでこれの製品化を考えました。長時間熱を加えたことで柔らかく砕ける骨もありますが、大腿骨や大きい骨は固くハンマーでは細かく粉砕出来ませんので特別な機械を使って微粉末にしました。カルシウムの摂取する目安は人間の10以上で犬の体重1kg当たり100mgが必要となります。
ブロスウォータースープ For Drinking
画像を見てお気付きかと思いますが、これまでのブロススープより色が薄いですね。今までは脊髄が多く含む骨を選び、長時間煮込んでいました。それはより多くの栄養成分やエネルギー(パワー)を摂取してもらうための製法です。しかし、もっとお手軽に普段の水分補給程度のスープは出来ないものかと考えているうちにあるアイディアが浮かびました
。それはアバラ骨を使うということです。猪や鹿のアバラ骨は薄く、髄などは含まれていません。その骨を粉砕してブロススープの半分の時間煮込めば薄い味のスープが出来るだろうと・・・。
そして普段余り水分を摂らないワンちゃんでもこのスープなら風味や香りで飲んでもらえると確信をしたのです。だからといって栄養がないというスープではありません。勿論、骨に含まれるカルシウムやミネラルなどの成分は含まれています。ただ、ウォータースープはその成分が少な目、ということです。むしろ猪と鹿の骨をミックスにしていますのでこれ一つでワンちゃんは両方楽しめる訳で喜んでもらえると思います。そして今年も暑い季節がやってきました。我々の水分補給も大切ですがそれ以上に愛犬の水分対策を忘れてはいけません。尿の色が濃かったり臭いが強かったりした場合は水分不足です。
エゾ鹿肉を約30時間煮込んだ黄金のミートスープ
これまでは骨を煮込んだスープを販売して参りましたが、次のシリーズはお肉です。新鮮な鹿肉や猪肉を煮込んだタイプで透明感のあるサラサラしたスープに仕上がっています。その理由としましてはまず煮込む時間と方法が違うからです。骨は固くて丈夫ですから強火で長時間煮込まなければ骨の成分が溶け出されないのに対して肉はデリケートなので強火で炊いても固くなるだけで肉汁は外に出にくくなります。そこで肉のスープはなるべく沸騰させないように煮込まなければなりません。お肉も十分に血抜きをして熟成させた方がアクも少なく、エグミや渋みがなく飲みやすく仕上がりました。余りアクセントが少ないので各ご家庭でお作りのワンちゃん専用手作りごはんにも活用いただけると思います。当店の会員様でこのスープに鹿肉ミンチ(ピッコロ)を入れてそこにいろいろな野菜を混ぜ、弱火で煮込こみ名付けて「馬肉インスペシャル」(笑)というワンごはんが大好評なのだそうです。他にもいまお散歩用スープ入れをお散歩バックを担当したriykaさんにお願いしています。そうすることで犬の体を冷やすつつ、且つ途中で溶け具合を見計らってスープ補給!
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