ポーランド産 キンガ「岩塩」
右の画像がポーランドのクォダバ塩鉱から安全な基準で採掘されていますクリスタルキンガの「岩塩」です。数多く製品化されている岩塩の中で私がこれを選んだ理由は“純度”です。通常、岩塩の製法は大量に採掘し、水に溶かし煮詰めて塩を精製しています。それに対してクリスタルキンガの岩塩は伝統的な技法で採掘し、そのまま粉砕しています。即ち、私からいわせると「溶解採鉱の岩塩はミネラル成分が少なくなった精製塩です。」ということです。最初の原料が岩塩だったというだけで岩塩とは全く異なるものです。では何故、海外の岩塩なのかといいますと世界中に岩塩がありますが日本には岩塩がないからです。クリスタルキンガの岩塩層は約3億万年前の地殻変動でZECHSTEIN海の堆積物が地層の圧力を受けながら長い年月をかけて形成されたものです。クリスタルキンガ以外の多くの岩塩は岩塩層に水を注入して岩塩を一度溶解してからポンプでくみ上げ不純物を取り除いた後、水分を蒸発させて固結防止剤等が添加され精製されているか、もしくはあの赤いヒマラヤ岩塩のように採掘した後に洗浄される塩がほとんどです。
それに対してクリスタルキンガの岩塩は世界的にも大変珍しいほど不純物が少なく溶解や洗浄の必要がないため、採掘したままの結晶を粉砕しただけの完全無添加となっています。私が調べた塩の中で最もクリアーで且つミネラルの含有が多い世界一の品質だと思っています。この岩塩を生肉に加えようとしたのですが・・・・。
精製塩も国産の天日塩も似たり寄ったり!
一口に塩といいましても大きく分けて海塩、輸入塩、岩塩、湖塩に分かれます。そして全員口を揃えて「塩分の摂り過ぎ=血圧が上がる」と思い込んでいます。しかし、それは塩にもよります、というのが私の意見です。化学調味料とした精製塩、いわゆる食塩と自然海塩や岩塩とは全く別の性質であるということを認識しなければなりません。
もし塩が高血圧の原因として考えられるのであればクジラやイルカは魚は全て高血圧のはずです。(笑)JTなどが作るイオン交換膜法という電気的・化学的に精製された食塩は電気の力で作った99.9%塩化ナトリウムにミネラルを加えて作られたものです。即ち精製塩は化学薬品で食べ物ではありません。では天然塩なら安全なのか?というとそうでもそうでもありません。下記の表を見て下さい。皆さんも知っている、あるいは現在ご使用されている塩があるかもしれませんが、赤穂といえば兵庫県で岡山県の県境で伯方は愛媛です。商品名やCMだけを見るとまるで地元の海水を天日干しして作った塩のように感じませんか?ところがどっこい混ぜこぜもいいところです。私は以前から知っていましたので国内で売られている塩は一切使っていません。そもそも海水を汲みそれを天日で干し濃い海塩にして輸入し、水に戻して加熱して作った塩に有効なミネラルが含まれていと思いますか?塩はよく勉強してから買うようにしましょう。
商品名 |
加工元 (株) |
再構成加工法 |
赤穂の天塩 |
赤穂化成 |
オーストラリア産の天日塩と中国産の塩田ニガリを溶解加熱 |
伯方の塩 |
伯方塩業 |
メキシコ産とオーストラリア産の天日塩を地下水で溶解、加熱 |
シママース |
青い海 |
オーストラリア産の天日塩を沖縄の海水で溶解し加熱 |
あらしお |
あらしお |
メキシコ産の天日塩をアルプスの水で溶解、加熱 |
昔塩 |
キンカイ特殊塩 |
オーストラリア、メキシコ産天日塩と瀬戸内海のニガリ |
お塩少々 |
讃岐ましお |
オーストラリア産天日塩を溶解し加熱再結晶しサンゴ粉を添加 |
日精の天日塩 |
日本精塩 |
メキシコ、オーストラリア産天日塩にニガリを添加 |
活性極上塩 |
アイリス |
オーストラリア産天日塩を洗浄低温乾燥し、貝殻粉末を添加 |
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