オオカミが鮭を食べる!?
犬に魚!?と思われる飼い主さんもいらっしゃると思います。何故ならば私共の商品開発が「昔、オオカミが食していた自然の食べ物の再現
!」を基本に15年間取組んできたことを知っているからです。
一方でこの鮭を待ち望んでいたお客様もいらっしゃいます。実は鮭の商品は今回が初めてではありません。鮭は産卵の時期になりますと外洋での長旅を終え、生まれ故郷の河川を遡上します。そのエネルギーは相当なもので絶食をして卵を産み付ける場所まで上りつめます。
数多くの魚がいますが、産卵のためにこれほどまでのエネルギー、命を掛けてるのは鮭だけです。ではどうして鮭にそのようなパワーが隠されているのかといいますと、鮭の色に注目して下さい。鮭は元々、白身魚ですが実際はオレンジ〜赤色をしています。これは海中でオキアミやカニ、エビなどの赤い色をした生物を食べてそこから色素を取入れているのです。その物質がアスタキサンチンといいまして疲労物質を除去するのだそうです。それに目をつけたのがオオカミで遡上する時期を狙って鮭を捕獲して生で食べていました。そしてオオカミ自身もアスタキサンチンを体内に取り込んでいたのです。実際、疲労を取り除いていた証拠に彼らは無尽蔵のスタミナを武器に獲物を追い詰めて捕獲していました。そうなのです動物界で一番スタミナがあったのがオオカミだったようです。
その理由は鮭のアスタキサンチンのお陰だったのかもしれません。えっ?信用出来ない?では続けます。
オオカミが鮭を食べる!?2
右は札幌円山動物園で飼育されているオオカミです。そのオオカミが食事している画像をお借りしました。美味しそうに食べているのはその鮭です。でもそのオオカミがどうして犬と共通するのかを説明しましょう。
ノーベル賞のコンラート・ロレンツ博士は自身の著書で「イヌの祖先はオオカミと思われる」と訂正しています。又、最近のDNA研究によれば犬のルーツは約1万5千年前に東アジアで家畜化されたオオカミと発表しました。更に全ての犬654種と38亜種のオオカミのDNAサンプルを集め、遺伝子配列を調べた結果、初期の犬に対して4系統のオオカミの血が混じっていたことを突き止めた博士もいます。
一方、レナード博士らは中南米遺跡で見つかった犬の骨や18世紀前のアラスカにいた犬の骨もDNA鑑定をしました。その結果、北米・南米での犬の祖先はベーリング海が陸続きだった約1万2千年前〜1万4千年前頃にヨーロッパやアジアから人に飼われるようになり、現在のペット化につながったと考えられます。
犬のDNAの組成は今でもオオカミとほぼ同じで骨、歯の形や数、足の指や爪、汗腺をもっていない、走る速さと持久力の高さ、嗅覚に聴力、唸ったり、吠えたり等もオオカミと変わりません。これでご理解いただけたでしょうか?えっ?証拠がない?ではお見せしましょう。下記の動画で奥の方にいるオオカミに注目して下さい。
オオカミが鮭を捕らえる
鮭を食べる動物といえば熊を連想しますが、動画を見てお分かりのようにオオカミは熊より遥かに捕るのが上手です。何故ならばオオカミは川の中に飛び込んで捕まえるからです。このオオカミは観察中に15匹の鮭を捕らえたそうです。この様子をみる限り熊はオオカミを見て真似て鮭を捕るようになったのかもしれませんね。
栄養バランスと断トツの消化吸収率
これまでもお伝えしてきましたように鮭は栄養バランスの大変優れた魚です。鮭のタンパク質には栄養素として重要な必須アミノ酸が多く含まれ、必須アミノ酸はイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンの9種も含まれています。
脂質にもn-3系のEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。続く
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