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リオ君との出会い、そして・・・別れ

9/4 21:52 私の元へ代理店さんからのメールが届く。この時間はウェブサイトの更新、帳票類の整理、テストキッチンにて試作品作り、2日前から始めたインスタの準備、その他諸々のことをしていました。
そのメールは転送メールで相手の方が代理店に送った内容でした。諸
々の中には私が愛飲しているバランタイン18年のハイボールを嗜むことも付け加えておきましょう。そのメールには「かなり腫瘍が大きくなって出血もある保護犬がいまして、状態がかわいそうなくらいで…。
ペットの里さんからその子が食べれる食事のリクエストがありまして、そちら様の商品でした。」と。そのメールを読んだ時にこれは大変になった。でも当店の商品でそのワンちゃんに何が出来るのだろう?腫瘍が癌であるということはそのメールで容易に予想はついた。獣医さんは?ペットの里?そしてこの方は?そうしているうちに受注の転送メールが断続的に30件以上入ってきました。私は代理店さんに連絡をとり、その情報を送っていただいた方とコンタクトを取りました。名前は高橋様「犬の名前はリオ君といいます。最近、保護されたばかりです。口内の腫瘍は前々からのようです。元の飼い主さんは治療せずにいたようで、見かねた方がペットの里さんへ連絡をして保護したようです。お世話をしてる梶山さんという方が詳しくお話し出来ると思います。助けて下さい。」私は一瞬のうちに酔いが醒めてしまった。
私は「リオ君、リオ君頑張れ。」と心の中で念じ、そして奇跡が起こって欲しいと。もう少し情報を知りたいので高橋さんに「ところでリオ君はどんな症状ですか?」と尋ねると「お医者さんからも施す術がないとの事です。何とか穏やかに最後を過ごさせてあげられるようにとスタッフの方々が尽力されています。」「・・・獣医さんが諦めているのに俺にどうしろと・・・。死んじゃう前にせめて美味しい物を用意してくれ、ということなのか。」「何かリオ君を撮った写真はありませんか?」「ペットの里に来た3ヶ月前の写真はあります。それを送ります。」そして送られてきた画像を見て私は座っていた椅子から滑り落ち、机に顎を打ってしまった。「これは酷い。下あごが・・・犬歯が?一体どうなっているんだ?」獣医さんも手遅れ、といった意味が分かりました。
しかし、私はその購入してくれた30名の方々の勇気ある判断に心が揺さぶられた。「理屈じゃない!大事なことは行動を起こすか、起こさないかだ。」しかし、真ん中の画像から1ヶ月も経たないうちに癌がかなり進行していました。必ず奇跡を起こす!俺がリオ君を助ける、と心に誓って朝の3時頃からリオ君に送る商品の準備を始めました。
用意したのが、水素パウダーにモズクから抽出したフコイダンパウダー、モリンガパウダー、その他を配合してアルミパックに充填して、それにノニエキス、各種スープ、地鶏ササミ、馬肉を用意しました。よし!これらを口にしてくれたら何とかなる。
私は獣医でもなければ医療従事者でもありません。医学の世界からしたらチャンチャラ茶番かもしれませんが、もし自分の愛犬がこの状況なら同じようにしてでも助けてもらいたいと強く願うはずです。

 

 

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