馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム特集[4]
馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム 氾濫する酵素「その酵素、間違っていません?」
ここ数年、犬を中心に「酵素」がブームになっています。酵素野菜、乳酸菌、各種ビタミン剤健康など・・・、果たして本当に期待は出来るのでしょうか?代謝を活発にさせる・老廃物を体外に排出してアンチエイジングに効果的・血液をサラサラにして病気を防ぐ、など巷で数え切れないほど発売されている酵素サプリメントの謳い文句です。確かに酵素は生物にとって欠かせないものです。
体内には3,000種類に及ぶ酵素がさまざまな働きをしていて、消化を助けたり、栄養分を運搬したり、代謝を活発にしたり、ホルモンを活性化させたりして生命活動に関わっています。ところがサプリメントとして摂取してもあまり意味がない、といわれたらどうしますか?酵素はタンパク質で構成されています。タンパク質は胃の中に入ると消化液によって分解され、小腸でアミノ酸になります。 続く。
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ということはいくらサプリメントで酵素を犬に与えても胃の中に入ればただ単にタンパク質を摂取したのと同じ理屈になるのです。酵素は体内でさまざまな働きや役割が決まっていて必要に応じ作られるものなのです。ということはその源となるタンパク質を普段からの食事で摂ればいいとう訳です。私からいわせれば市販の穀類だらけのドッグフードを与えて栄養が心配だからといってわざわざ高い酵素サプリを与えるくらいなら馬肉や鹿肉を買えません?といいたくなります。そしてその方が効率よく酵素を得ることが出来るのです。そういう観点から肉食の犬には良質のタンパク質である馬肉や鹿肉が一番健康の面でも優れているといえます。それに沿ってビタミンB群は体内の酵素の働きを助けるのでむしろこちらの摂取をお勧めします。生肉を与えたら酵素サプリなんて必要ありません!!
馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム 皆さん本当の抗生物質の怖さをご存知ですか?
抗生物質というのはカビや菌の微生物から作られ、他の微生物や細胞の機能を阻害する物質のことをいいます。簡単にいいますと「菌やウイルスをやっつけるもの。」です。しかし、最近はこの抗生剤に慣れっこになり、何かと投与する機会が増えていると思いませんか?中には風邪をひいたくらいで抗生剤を処方するケースもあるようです。そして抗生剤のおかげで治った、と思い込んでいる方も少なくありません。それが当たり前のようになりいつのまにか抗生剤に対する依存や信頼感を持つようになってしまったのです。ペットの病気にも沢山の抗生物質を使います。獣医から治療薬の説明を受けても何か何だかチンプンカンプンでも聞き返すことが出来なく、唯々諾々といわけるがまま受け入れたことはないですか?しかし、中には過敏性ショックや腎毒性や聴覚障害などが現れる 続く。
馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム 皆さん本当の抗生物質の怖さをご存知ですか?U
非常に副作用が強い抗生剤もあるのです。では抗生物質を使い続けるどうなるのでしょう。答えは「耐性菌」が出現する、です。耐性菌とは抗生物質などの抗菌剤 に対する抵抗性が著しく高くなった細菌のことです。これは薬の誤使用によってもあるのでむやみに薬を使うことはその分リスクも高まる、ということになります。では何故そもそもそういった強い薬を使うことになるのか、といいますと先天性や遺伝、無理な繁殖などで体質が弱い犬のケースは別として元気だったワンちゃんが元気がなくなったり、アレルギーを発症したり、腫瘍などの病気の原因を飼主さんが把握していないからです。
自分の犬が病気に罹ったら動物病院に連れて薬を飲ませば安心、と思っているとそのような強い薬を投与されることになります。薬では病気は治りません。進行は停めても病気を治すのはそのワンちゃんの治癒力なのです。
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