馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム特集[3]
馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム 氾濫するドッグフード「アンチエイジングの大敵」
最近、何かと使われるようになった「アンチエイジング」これは年を取ることによって起る老化の原因を抑制することによって、老化を予防したり、老化を改善することです。これは決して人間社会に限っていえることではなくペットにも同じことがいえると思います。昔の犬と今の犬を比較した場合、何が大きく変わってきたかといいますと「住む環境」です。昔の犬は番犬として飼われていましたからほとんどは屋外で飼われていました。
しかし、最近の傾向はペット化して一年中快適な温度で過ごしています。次に「食事」です。これも残飯からドライフードに変わってきています。
こうして犬の社会も長生きできるよう、健康志向になってアンチエイジング化してきたことになるのでしょうけど、実際は反対でむしろそれは間違っているのです。
馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム 氾濫するドッグフード「アンチエイジングの大敵U」
残飯からドライフードに変わって何が問題なのか、といいますと第一に『炭水化物』です。犬にとって炭水化物は一番の大敵なのです。その理由は老化を早めるからです。AGE(老化の原因物質:以下AGE)を作るのは、血糖値が高い状態であることが分かってきました。その血糖値を上げる食べ物が炭水化物なのです。現在、市販されているドライフードの50〜75%が米や麦、穀物が使用されています。犬にとって大切なのは炭水化物ではなく「タンパク質」です。肉の配合を減らし、炭水化物を多く含むドライフードを食べていると、肥満だけに留まらずさまざまな病気を誘発させます。近い将来、癌に罹る犬が増えてきたように血管が動脈硬化になり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす犬が増えてくると思っているのは私だけでしょうか・・・。
馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム 氾濫するドッグフード「受け継がれた犬への想い」
昔、一部の地域ではオオカミを大口の真神と崇め尊敬し、農民はオオカミにイノシシや鹿から農作物の被害を守ってもらっていたのです。しかし、一般的にオオカミは多くの寓話や伝説の中で肉食獣として悪者扱いされてきたのも事実です。そのため人間は巣穴に火を入れて焼き殺したり、爆薬を仕掛けて巣穴ごと爆発させるという手段も多く取られていました。オオカミは少ない獲物を求めて彷徨いながら、人間からの狩猟圧にも一年中さらされなければならない、という過酷な状況に追い込まれていたのです。本来、社会性動物であるオオカミは生存競争に苦しみ日本では絶滅してしまいました。私は昔、日本でもオオカミが日本犬と交配してその世代が受け継がれてきた、と考えています。「現状の裏に、苦難の歴史あり」というところですか・・。そういう意味で生き残った犬には元気であり続けて欲しいものです。
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