馬肉店長のちぃ〜といわせてコラム特集[13]
無添加ドライフードのカラクリ! あなた、それ騙されていません?その全貌を店長が暴きます2
ペットフードは「量」から「質」への時代に移行していきました。例えば@プレミアムやスーパープレミアムAシニアフードB小型・超小型犬フードC犬種別フードDダイエットフードなどが市場に溢れてきました。確かに個体差や年齢、運動量によっては与える量や回数、ワンちゃんの好みもあるでしょう。しかし、それに対して『内容』がそれに伴っていますか?ということが問題なのです。上記の中で私が疑問に思うのがCです。これにつきましてはフードメーカーの策略としかいえません。実際、裏面に記載されている「原材料名」を比較してみて下さい。私は毎月、勉強と分析のために5〜6種類の他社フードを購入して
います。手元にプードル用とダックスフンド用があるのですが、どう中身が違うのかと見ますとダックスの方に「L-カルニチン」だけが配合されているだけです。後は得体の知れない鶏肉に輸入穀類、油に人工のビタミンとミネラルに防腐剤 続く
無添加ドライフードのカラクリ! あなた、それ騙されていません?その全貌を店長が暴きます3
を知らぬ顔して配合しているのです。中には「何%の獣医推奨」と表記しているフードも多いですし、日本一という宣伝をしている商品も出回っています。そこで原材料を確認するとたかだかタンパク質量(肉の量)が30%以下なのに高配合を謳ったり、2種類の芋を入れたり澱粉、油カスに豆、人工のアミノ酸とビタミンのオンパレード・・・。私からいわせたら「舐めとんか!」です。冷静に考えてみて下さい。
30%以下が肉ということは70%以上が穀類や油、添加物ということなのですよ!これのどこが日本一なのか説明をしてもらいたいものです。国内生産といっても実際の原料の半分は海外からの輸入です。犬にタピオカって必要ですか?肥満の原因になります。製造している方々は犬がこんな喜んで食べる訳ないな、と分かっていると思いますが、利益を考えているネットショップが何も分かっていないのでしょうね。
一番被害を被るのは愛犬です。飼い主さんは勉強して下さい。
買ってみないと分からない、 という馬肉の購入はお勧めしません。馬肉は同じではありません!
当店によく「格安の馬肉切落しを購入したのですが、愛犬が食べないのですがどうしてでしょうか?」とお問合せをいただきます。私は驚き、桃の木、山椒の木、「えっ?うちの馬肉?」と驚き、よく聞きますと他で買った、という説明がなかったのです。普通、自社製品でなければ「それは購入先のお店にお聞きになっては如何ですか?」と答えると思いますが、私はドライフードの相談も含めて全て聞き入れます。だってこんな小さな店に尋ねてもらえるうちが華じゃないですか。私で答えられることはありのままお伝えします。
何故、その馬肉を食べないのか、につきましては海外馬肉だからです。海外で飼育されている馬は二通りあります。一つは自然の牧草を食べ、放牧されている安全な馬、もう一つは食用にするため穀類(炭水化物)を与え、成長を促し、歩留まりを良くするために太らせた馬です。そして一部の生体は熊本で飼育され熊本産馬肉ではなく、熊本馬肉とややっこしい名前で 次回続く
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